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ジャンル:イタリアン
ペット入店範囲:テラス
今回グルメ体験してきたのは、山武市ののどかな田園風景の中に佇む「ウシマル (Ushimaru)」。何と食べログの全国ペット可のレストランの中で最高得点(訪問時)のお店になります。また、食べログの「イタリアン EAST 百名店」にも選出されている人気店です。念願叶ってようやく訪問することができました。
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お店は千葉東金道路の松尾横芝ICより約6kmの場所にあります。電車の最寄駅はJR総武本線の松尾駅から約3kmほどの場所にありますが、徒歩だと35分くらいかかるのでタクシーがおすすめです。お店の前には広い専用駐車場があり、もちろん利用者は無料で使用することができます。
オシャレな一軒家のような店構えで「Ushimaru」のロゴがエントランスの上にかわいらしく飾られています。千葉の食材を千葉で消費する「千産千消」をモットーに決まったメニューはなく、そのときの最高の食材を高度な調理でおもてなしてくれます。
テラス席はウッドデッキになっていて4人がけのテーブルが1卓のみあります。木製ベンチの上には腰掛け用の毛布を用意してくれています。また、別のベンチの上には荷物用のカゴも用意されています。テラス席は我々だけなので遠慮なく愛犬とゆっくり過ごすことができます。
テラス席からの願望は広い駐車場が見渡せますが、緑が多く癒されます。どこからともなく虫の鳴き声やカエルの鳴き声が聞こえてきます。近くに池などがあるのでしょうか。食事をしている最中にテラス席に小さなカエルが登場し場を和ませてくれました。
トイレに寄った際にチラッと見ただけですが、店内は小綺麗で天井が高く居心地も良さそうです。間接照明とオシャレな絵画類がシンプルながらも上品さを演出しています。4人がけのテーブルが4卓ほどと、4〜8人ほど入れる個室があります。
ドリンクメニューはソフトドリンク、ビール、ブドウジュース、ワインに大別されます。ドリンクメニューにも「千葉八街産ジンジャーエール」、「千葉県産人参ジュース」など「千産千消」のこだわりが垣間見られます。フードメニューはなく、税込12,800円のコースを注文します。
1つ目のドリンクは「本日のスパークリングワイン(甘口)」(税込1,200円)と「ワイン用のブドウの果汁100%(スパークリングジュース)」(税込980円)。ジュースはブドウの濃い味わいと柔らかな炭酸の舌触りがおいしく、普通のブドウジュースより深みがある味わいで、見た目はワインそのものです。
このお店の特徴は調理する前に実際の食材をテーブルまで運んで見せてくれるところです。最初に持ってきてくれた食材は「アーティチョーク」。日本ではまだ珍しいですが、ヨーロッパでは一般的で塩茹でやオーブン焼きにして楽しまれています。
1つ目の料理は「アーティチョークと干しマダコの削り」。アーティチョークの実の上に干したマダコの削りがまぶしてあります。アーティチョークはそら豆に似たような味で、独特の苦みと甘みがあります。マダコの削りはカツオ節よりもさっぱりしていてアーティチョークの味を引き立てています。
次に登場した食材は勝浦で獲れたトコブシです。アワビに似ていますがサイズ的には一回り小さいです。トコブシは基本的に、お刺身にしても煮ても焼いてもおいしく食べることができるそうです。この食材が調理されてどのような料理に変貌するのか楽しみです。
2つ目の料理は既述の「トコブシ」の上に「コールラビ」というかぶとキャベツの仲間が刻まれて載っています。また下には早獲りの「メロン」が自家栽培の「ディル」と一緒に合わせてあります。トコブシのコリコリした食感とさっぱりした早獲りメロンの組み合わせは絶妙で、ディルがアクセントになっています。さらに皿の右側についているのがトコブシの歯で、コリコリしていて食べられます。
3つ目の料理は「勝浦産の伊勢エビ」。伊勢エビはプリプリしていて滑らかな口当たりに濃厚な旨みがあります。一緒に添えられている自家製のエビ塩はエビの風味が強く伊勢エビの旨みをより一層濃厚なものにしてくれると同時に味に変化をもたらせてくれる名脇役です。
4つ目の料理は「いすみ産の天然ウナギの炭火焼き」。ホロホロの身と独特の風味を楽しめます。付け合わせの直菜園の「山ワサビ」(写真右下)をつけるとワサビの風味で上品な味に仕上がります。また、自家製のケッパの塩(写真上)をつけるとケッパの辛みで味が引き締まります。
5つ目の料理は「いすみ産の岩ガキ」。カキらしいクリーミーさを感じさせつつもあっさりとした味です。岩ガキの下には自然農法で作ったタマネギのピューレが敷いてありますが、タマネギの甘みが岩ガキの素材の旨みを十分に引き出しています。
次に料理の合間に出てきたのが「フォカッチャ」。まずは焼き立てアツアツが丸ごと運ばれてきます。テーブルでカットしてもらい、そのまま頬張ると、外はカリカリで中はフワフワの極上のフォカッチャを味わえます。今まで柔らかいフォカッチャしか食べたことがなかったので新鮮です。
6つ目の料理は「だるまイカとシソのソース」。コリコリしただるまイカの食感と上品でさっぱりしたシソのソースの組み合わせは抜群です。シンプルな味わいながらも食材の旨みを十二分に感じられる和風のテイストに仕上がっています。
7つ目の料理は「いすみ産のもくずガニ」。もくずガニの殻の中にはほぐした身、三つ葉の茎の部分、カッペリーニ(細いパスタ)、仕上げに直菜園のパクチーの花の部分を散らしてあります。カニの香ばしい風味と三つ葉とパクチーの独特のさっぱりした風味が合わさって夏を感じさせてくれます。
2つ目のドリンクは「グラスワイン(赤)」(税込1,400円)と「アメジストのしずく」(税込1,400円)。赤ワインは飲んでいないので分かりませんが、アメジストのしずくは3年熟成された山葡萄ドリンクで、爽やかな酸味とスッキリとした甘みの濃厚な味わいに仕上がっています。
8つ目の料理は「小魚の出汁を使ったスープと花ズッキーニ」。花ズッキーニの中に花の部分、実の部分、ギンポウという魚、モッツァレラチーズを中に詰めてオーブンで焼き上げています。花ズッキーニは少し甘みがあり、小魚の出汁のスープと良く合います。
9つ目の料理は「アブラボウズ」。下には千葉県産の無農薬で栽培された白米のリゾットに天然のウドが混ぜてあります。アブラボウズは深海魚ですが、脂ののった白身魚で香り高い風味が特徴です。絶品とされている幻の高級魚「クエ」に匹敵すると言われているのも納得できます。
10個目の料理は「自家栽培の野菜を使ったサラダ」。温かいチーズのソースがかかっています。チーズの濃厚な風味と新鮮な野菜は意外な組み合わせですが思ったよりも良くマッチします。それにしても地産地消を徹底し、素材の旨みを引き出す数々の料理には感嘆させられます。
11個目の料理は「メインの肉料理」。何とメイン料理の写真を撮り忘れるという大失態を犯してしまいました。くるみがおいしそうに見つめるその先には、かろうじて写っていますが、上から青草を食べて育ったヤギの肉、ジャージー牛とダイアモンドポークの合挽きのソーセージ、57日間熟成させたジャージ牛のランプの部位になります。付け合わせには島らっきょうとバルサミコがあり、好みに合わせて岩塩をつけて食べます。どれもジューシーで肉の旨みを堪能できます。
お口直しは「山椒のシャーベット」。シャーベットの甘みの中にも山椒のピリッとした辛みとしびれを感じることができます。全体的には雑味がなくすっきりとした味わいになっていて、お口直しにぴったりです。それにしても全部で何品出てくるのでしょうか?
12個目の料理は「パスタ」。銚子産のフルーツトマト、自家製の新ニンニク、天然の青山椒を合わせたパスタになっています。パスタは青山椒の味わいが一番強く、独特の風味としびれる食感があります。フルーツトマトは酸味と甘みのバランスが絶妙でアクセントにもなっています。
デザートは「ヨーグルトとアイスクリーム」。地元山武産のミルクを使っています。さらに下の皿には「餅米から作った求肥で包んだ小菓子」で白きクラゲ、千葉の落花生を合わせたバターから構成されています。ヨーグルトとアイスクリームは濃厚なミルクの風味が漂います。小菓子はピーナッツに似た風味とバターのコクのある風味が上品な味わいに仕上がっています。
最後は「ホットコーヒー」と「エスプレッソ」。共にコーヒー豆の深い旨みと苦みを感じることができ最後の締めには持ってこいといった感じです。それにしても品数が多く、どれも味が絶品で一人12,800円というのはコストパフォーマンスはいいと思います。
ただし、のどかな田園風景のど真ん中にあるお店なので、辺りが暗くなり電気を灯すとテラス席には初夏ともなると結構な数の虫が湧いてきます。蚊取り線香をつけてもらえますが、虫が苦手な人は時期にもよりますが注意が必要です。
ごちそうさまでした。
ディナーコース(12,800円)×2名分 | 25,600円 |
サンペレグリノ | 980円 |
グラスワイン(赤) | 1,400円 |
アメジストのしずく(山葡萄ジュース) | 1,400円 |
合計 | 29,380円 |
ウシマル (イタリアン / 松尾駅)
夜総合点★★★★☆ 4.0
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